台湾から日本へ荷物を送るには?
- 2018.12.25
- 更新:2020.06.12
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台湾で生活をしていると、台湾から日本へ荷物を送りたいという場合があるかもしれません。たとえば、台湾で日本の仕事をしているという場合、書類や資料のやりとりに航空便を用いる場合があります。また、何かの理由で、実家の家族に荷物を送るという場合もあることでしょう。では、台湾から書類や小包、あるいは荷物を送る場合、日数はどのくらいかかるのでしょうか?また値段ははどれくらいかかるのでしょうか?これらは台湾の郵便局のホームページで調べることができますが、簡単にまとめたいと思います。
荷物を送る方法
荷物を送る方法として一般的なのは「EMS」と「航空便」です。「EMS」で台湾から日本への荷物を送る場合、日数は2~5日程度です。たとえば、以前、台北と大阪の会社間でやり取りをした際、2日で到着しました。一方台湾中部から日本へ、土日をはさむ場合などは到着まで5日程度かかる場合もあります。またコロナウイルスの問題がある中、2020年6月に台湾中部から東京へ「航空便」で荷物を送りましたが、ちょうど一週間で到着しました。
「EMS」の値段
「EMS」の値段は、もし2kg(2000g)以下の荷物の場合は「文件(書類など)」と「商品」で、以下のように異なります。重さx gとした場合、
「文件」の場合、
x≦250であれば、240元で、
250<x≦500 であれば340元
500<x≦1000 であれば450元
1000<x≦1500 であれば540元
1500<x≦2000 であれば640元
です。
また「商品」の場合、
500<x≦1000 であれば530元
1000<x≦1500 であれば610元
1500<x≦2000 であれば690元
です。
そして,2kgを超える場合は「文件」と「商品」に値段の差はありません。
2kg~2.5kgの値段は770元統一で,ここから10kgまでは500g増えるごとに70元ずつ加算される計算です。
「航空便」の値段
「航空便」で箱に入れた荷物を送る場合、日数は8~10日と記されています。「文件」と「商品」に値段の差はありません。同様に重さをx gとした場合、
x≦500であれば、425元で、
500<x≦1000 であれば480元
1000<x≦1500 であれば535元
1500<x≦2000 であれば590元
…という形で5kgまでは500g増えるごとに55元ずつ加算される計算です。
段ボールを使って荷物を送るという方法が一般的ですが,加えて重さが2kg以下の印刷物や小包を送る場合、「國際函件」という方法を使って荷物を送ることができます。
「國際函件」で荷物を送る
手紙、印刷物、小包などが「函件」に含まれます。重さは2kg未満、サイズは縦・横・高さは各60cm以内で、合計で90cm未満です。
その他細かいルールがありますが、少なくとも重さとサイズを理解しておけば良いでしょう。もちろん、輸出が禁止されているものは送ることができません。
この方法で送ると日本への到着日数は6~7日で、航空便で段ボールを送るよりも早く着きます。実際、この方法で台湾中部から日本(東京)へ荷物を送ったところ、6日で到着しました。
手紙、印刷物、小包では計算の方法が異なります。たとえば手紙の場合は10g以下が13元で、10g増えるごとに9元が加算されます。
また印刷物と小包の場合は、20g以下が10元、重さが20g増えるごとに7元加算されます。たとえば200gより重く220g以下の小包であれば80元という計算になります。
最大の2kgの場合は703元になります。
重さが2kg以下の場合を重さと値段のグラフにまとめてみると下のような感じになります。

青:EMS(文件)
赤:EMS(商品)
灰:航空便
橙:國際函件
航空便と國際函件、どちらを使ったら良いかという点はちょうど1680gのところが境になります。EMSを節約して航空便と思いがちですが,國際函件を使ったほうが安く早い場合がある点は知っておくと良いでしょう。
またEMSを使うとしても、1kg以下の書類等であれば一般の航空便より安いですし、もちろん國際函件を使えばもっと安くなるので、違いを知っているとお金が節約可能な場合もあります。